日の丸半導体の浮沈とともにあった「失われた30年」(NetwingsJ)

引用元:NHK NEWS WEB https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240227/k10014370971000.html

僕が、千葉県立千葉高等学校・情報技術科に入学した1985年。世界の半導体の売上高で見ると、上図左記のように、NEC、日立、東芝、富士通、パナソニックなどなど。結構な勢いで、ハードウェアの人材も、国内で求められていたのですよ。

なぜなら、そういう会社に、あの高校から、製造に携わる人材が、高卒で雇われていましたからね? なので、学校でも、フリップフロップ回路とか、NANDゲートとかね? プログラムを組む傍ら、そういうものを教えられて来たのです。高校の授業の一環としてね? 中には、千葉市にあったソニーの拠点にも雇われて行った人材も多くいましたね。

なので、当時の情報技術科の生徒の必携の書が「トランジスタ技術」だったんですよ。

そういやあ、1985年3位のTI(テキサス・インスツルメンツ)のゲート素子(記憶素子も含む)も、あの頃は良く見かけたな、秋葉原のパーツ屋さんで、ということがありました。

ところが、いまパーツ屋さんの店頭や、通信販売のお店を見ても、あまり日の丸半導体を見かけることが、少なくなりました。むしろ希少種なんですよ(笑)いや、笑っちゃいかんでしょう? なんだか、情けないやら、悲しいやらの気持ちがないまぜになっているのですよ。

もう、授業で教わった、ほとんど大部分を忘れました。教育を受けておきながら、活かせるチャンスがなかったんですね。職業生活の中で。

あーあ、日本、やっちまったな。コンクリートの建物ばかり作ってきたから、そうなるんだよ、と言いたい。けど、どこにも言っていく場所がありません。

失われた30年の原因を作ったのは、間違いなく僕らより上の世代。なんか、責任感じてほしいんだよね? と言っても、もう遅きに失した感じがしますけどね?

あーあ。やれやれ。ではでは(・∀・)ノ

パソコンのお医者さん だからうちにカネはないよ? ネットウイングス 代表 田所憲雄 拝

ネットウイングス

兵庫県尼崎市のネットウイングスは、個人で2002年から始めた、日本のユースウェアにかかわる団体でして、パソコンに関する個人に向けた、パソコンのユーザービリティを高めるための活動をしています。

このページに掲載された記事の名称や内容は、各社の商標または登録商標です。意匠権も同様です。また、ページ内でご紹介している記事、ソフトウェア、バージョン、URL等は、各ページの発行時点のものであり、その後、古くなったり、変更されている場合があります。

The names and content of the articles on this page are the trademarks or registered trademarks of the respective companies. The same applies to design rights. The articles, software, versions, URLs, etc. referred to in the pages are current at the time of publication of each page and may have since become outdated or changed.