あのですね、僕は人に対して冷たい人間ではないのです。ただ、今まで30数年間続いていた職業生活のなかで僕の「他人にも厳しく」みたいな性格が築き上げられて来た、と言っても過言ではないのです。最初の職業生活のなかでは、常に取締役技術部長(LP周辺機器会社)で、1ミクロンも図面の寸法を間違えられない職場にいたために、少しでもミスをすると、部長直々に「田所くん、ダメ、ダメ」と言われてきた経験があるのです。
そして、次のDTPオペレーターの会社(商業印刷)では、1歯1級(=0.25mm)単位でミスをすると、これまた上司から直接「田所くん、ダメ、ダメ」と言われて育ってきた職場環境もあるのでしょう。そして、兵庫のシステムインテグレーターでは、少しのミスでも「お前、明日から来なくていい」と言われるような、厳しい職場でした。その次の大阪のシステムインテグレーターでも、とても厳しい職場環境でして、それで神経をダメにした経験があるのです。
何かというと、田所の所為だ。お前がミスしたからお客さん怒ってしまっているんだと言われて育った挙げ句、第二神明道路の玉津PAで、東洋水産(マルちゃん)の車に小キズを付けた場合でも、土産代全部自腹で、当時のマルちゃんの工場(六甲アイランド)に謝りに行った上でクビ、という過酷な経験をしたために、精神がおかしくなり、ついに地元大阪市西区靱本町のメンタルクリニックで「神経2級」の判定を受けて現在に至ります。
その会社自身、20年前までは、サブロク協定があっても労組がない、月間140時間以上の時間外、かつサービス残業当たり前の職場だったので、今ではコンプライアンス違反になるのでしょうね。
自分にも過剰に厳しく、他人にも過剰に厳しい性格は、これにとどまらず、両親仲が不仲だった家庭環境も挙げられます。買い物を頼まれて帰って来ると、母親から厳しく「お釣りは!?」と訊かれる有様。とても厳しく、暴力を振るわれる場合も時には(両親どちらかからか)受ける場合がありました。ですので、心に余裕を失っている状態が、幼少期から続いており、つい最近、それら縛りがなくなって、残ったものは「他人にも厳しく、自分にも厳しく」という性格だけが残ってしまったという有様です。自分で壊したものは、たとえ親のものと言えども自腹で弁償するくせがついているのです。それを改めたいな、と、他人に指摘されて初めて気がついた今日なわけです。
少しのことでムッとしますし、かなり自分でも抑えている方なんですが、まだまだだったようです。
今回の反省を糧にして、これからは「他人に優しく、自分に厳しく」したいと思います。
ではでは。
パソコンのお医者さん 妥協なき環境に居すぎたため ネットウイングス 代表 田所憲雄 拝
0コメント