技術的に修理出来ることと お客様のデータが保証できないことは二律背反します(NetwingsJ)

どうも(・∀・)ノ 今すぐにでも、パソコン修理屋さんを、自宅の一角で開きたいのですが、なかなかいろんなハードルがあって難しいです。

例えば、ある方からパソコンを預かったとします。その際に「予めデータはご自身でバックアップを取ってください」ぐらいの念書を書いていただかないと、パソコン修理って、最悪のケースですと、もしかしたら、HDDやSSDの内容が吹き飛ぶ可能性があるんです。その確認を、予めしておかないと、あとから責任問題が出てきます。例えば「こら田所! お前の所為で、データ吹き飛んだやないか、どないしてくれんねーん!!」ぐらいのことは、ほぼほぼ大阪市なので、それぐらいきっつい言葉で言われかねません。そこは、予め「データは消える覚悟でおってくださいね」という意味で、どこの修理屋さんでも、念書めいた「免責事項」や「免責条項」を文章化しておくものです。パソコンを修理した人助けのつもりが、とんだ責任問題に発展しかねませんので、最初からそれはハッキリさせておくべき事柄だと(特に、営業支援課や、修理チームに配属されていた経験上)思います。

お客様あってのご商売なので、もしかしたら、古い傷ついたHDDを外してデュプリケーターでコピーして、換装するかも知れません。HDDからSSDへの換装時には、もしかしたらOSから入れ直すことになるかも知れませんね。あらゆるケースが考えられまして、お客様のデータが入ったものを、いじくるという作業は気を使います。

技術的に簡単に修理出来そうなことと、その中身のデータを担保する(出来るだけデータを壊さない)こととは別問題でして、それは二律背反するものです。相反することです。

また、予め「自作機はお断り申し上げます」と一筆添えておくことも重要だと思います。メーカー品と違って、どんなイリーガルな改造がパソコン本体になされているか、おいそれと理解できないからです。なので、予め自作機はお断り申し上げます、と一筆添えておくことも重要です。

なので、責任問題に発展すると嫌だなあ、という理由から、今ひとつ、パソコン修理ショップの開店には自信はあるけれど、データの保証となると、またそれは別問題ですよね、ということで、躊躇している次第です。

キャリア的に、CADオペ→DTPオペ→CS→インフラ構築SE→営業支援担当とステップアップしてきた僕には、失ったデータが、二度と戻らないことへの恐怖が常につきまとっているのです。

緊張感あるなあ。ではでは(・∀・)ノ

パソコンのお医者さん 覆水盆に返らず ネットウイングス 代表 田所憲雄 拝

ネットウイングス

兵庫県尼崎市のネットウイングスは、個人で2002年から始めた、日本のユースウェアにかかわる団体でして、パソコンに関する個人に向けた、パソコンのユーザービリティを高めるための活動をしています。

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