千葉県立千葉工業高等学校 情報技術科 考えてみれば「地上の楽園」でした(NetwingsJ)

どうも(・∀・)ノ 久しぶりに、高校時代の友人に長距離電話をかけて、思い出したことが多いものです。まず、この科のいいところは、パソコンさえいじっていれば、高校の単位が取れたこと(笑)そして、何が地上の楽園かと言うと、高校の「情報棟」が、冷房常時完備でして、これは、人間様を冷やすのではなく、本来、パソコン様を冷やすためのものなのですが、これが良い避暑地になるのです(笑)まさに、地上の楽園!! つめたーい、きもちーい風が常に夏場出ている。これだけでも充分な「避暑地」ですよ。千葉市の蘇我駅の南にあるんですけどもね。蘇我駅と、浜野駅の間ぐらい。

まず、全県区の学校なので、ほぼほぼ成田市からでも応募できる。帰りの電車で万葉軒の菜の花弁当食べて、千葉駅の万葉軒で、目玉焼き入り焼きそばを食べて帰る、みたいな生活を送ったために、当時のわたくしはとてもデブでした(笑)これでは「白豚」と呼ばれても、致し方ありません。

しかも、学校の坂のふもとに「坪久田商店」という駄菓子屋さんがあり、学生の放課後のオアシスと化していました。今もそうなんかな? 主に工業化学科の上級生が畳の間を占領しており(それが暗黙のルール)我々非力な情報技術科は、表でアイスやコーラを飲み食いするという有様。これも「地上の楽園」の所以ですよねえ(笑)勉強で及第点さえ取れていれば「どうぞ就職してください!」と引く手あまた。

文化祭(千工祭)も楽しくて、当時のコン技研(コンピュータ技術研究部)は自由で、これまた「地上の楽園」でした。MSX2で、DTMやり放題。何でも展示してOK! みたいな自由な校風でした。一般の普通科ではあり得ない光景が展開されていたのです(昭和62年現在)

昔は、僕は「横さん」と言われており、「横さんは名うてのクラッシャーだったよね」という話になり「ああ、そういえば、横さん時代は、死屍累々のパソコンに囲まれて育ったよな」と思い出しているところです。その結果として、社会に出てからのお仕事は「パソコンの修理」ですよ。えらい違いですよ。180°違う。なぜかというと、死屍累々の電子部品を壊して来た結果「あ、ここを触ったら、俺の本能がヤバイと言っている」という風な変な勘が働き、それからというもの、何の贖罪か、パソコンを申し訳ございませんと言わんばかりに修理している毎日を過ごしたものです。静電気だけで、果たして何個のLSIをダメにしたか(笑)NEC MS-140というミニコンのハードディスクまでクラッシュさせ(笑)当時、140万円の県費を出費させ、パソコンを壊しに壊した環境の結果、成人になったいま、怜悧にコンピュータを修理できる技術を体得した、という案配です。

ああ懐かしい情報技術科。トランジスタ技術(略称トラ技)という本を常に持ち歩いているオタクの集団に囲まれた結果、今でも、NANDメモリが、JKフリップフロップ(JKは女子高生じゃないよ!)の固まりであると認識出来、74LS(ゲートIC)がどうのこうの、というコアな技術面の話が出来るというものです。

極めつけは、いまは法人格が解散して存在しないYHP(横河ヒューレットパッカード)の、4ビットパソコンの、コアメモリ記憶装置のパソコン(?)を、テレタイプ装置(昔の電報に使っていた電話局のアレ)で鑽孔し、サーっとコンピュータに流し込んだものですよ。あれって、間違えて紙テープ踏んで切ると、プログラム作り直しね(笑)で、実現できることと言えば、赤色のLEDの並び順がカクカクと変わるだけ。画面なし。紙にタイプぐらいしか出来ず、ちーとも面白くない。おじいちゃん先生が実習の一環として教えたものですよ。更に、ツワモノの先生になると、あの紙テープを読んだだけで「ふむふむ、なるほど」と理解しちゃう。お前はバビル二世かよ!!(笑)学校に置くよりも、むしろ博物館レベルのコンピュータがあったというものでした。

普通科の勉強? 英語と国語以外はほとんどしなかったですねえ。補習、補習の毎日でもありました。今だから白状しますが、補習の鬼だったのです(笑)

真面目な部分も時にはあり、黒い学生カバンを下げて、自転車2ケツ(笑)で、千葉県立図書館自習室に向かうはずが、千葉県警のお巡りさんを撒いて(笑)逃げて、同級生から「もー、横さんやめてよー」と言われる始末!

どうです、OBとして、あなたのチャレンジをお待ちしております。こんな環境でよろしければどうぞ受験してみてくださいね。偏差値53あれば入れます。もぐりこめます。限定40名様。クラス替えなし。女子少々。柏市から安房鴨川まで学区内です。楽しいよ。こんな青春なかなかないね。パソコンさえいじっていれば、高校の単位が取れる! 地上の楽園のご紹介でしたー。

……今の僕を形作っているのは、この学校の所為かな? 多少学生時代ハチャメチャでも、今でもエンジニアとして生きて行ける!

ただ、何となく、並べ連ねたあいみょんの歌詞です。何となく、当時の雰囲気を表現しているようでして。いま振り返ると「もう一度、同じ日々を求めているから」とか「追いかけている、追いかけている」ということなのかな? という案配です。

繰り返しになりますが、女子少々ですので、恋愛がしたい方はご注意ください。逆を言えば、女子の皆さんは、吹奏楽部や茶道部もあり、電子機械科などのたくましい男子生徒をつかまえて、逆ハーレムが出来上がるかも知れませんね(笑)

言っておきますけど、こんな先輩見倣うんじゃないぞ! 後々言語の習得とかで、勉強はエンドレスなんだから、その点よーく覚悟をしておくように!! 校長先生に叱られるからな!!!

ではでは(・∀・)ノ

パソコンのお医者さん 育ち方がクレイジー ネットウイングス 代表 田所憲雄 拝

ネットウイングス

兵庫県尼崎市のネットウイングスは、個人で2002年から始めた、日本のユースウェアにかかわる団体でして、パソコンに関する個人に向けた、パソコンのユーザービリティを高めるための活動をしています。

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