大昔に、病気を起こした SIer であったんです、こういうことが。当時の無線親機は 11n/b/g でして、あまり暗号化も性能が良くなかったので、こういうことが起きたのでしょう。無線 Wi-Fi ルーターが、誰かにハックされて、誰かに侵入を許して、ついでに、WINS 1.0(Windows ファイル共有サービス)まで突破されて、誰かに自分の会社のコンピュータを好きに操作されていた、ということが分かったのですよ。いやあ、亀の甲より年の劫ですねえ(・∀・)ノ
上司の方に連れられて神戸まで出かけて、当時は訳が解らなかったのですが、今なら分かります。
つまり、セキュリティアプライアンス製品が全く存在しないということは、会社にセコムが付いていないのとおんなじです。ウイルスバスターコーポレートエディションなり、ESET、Norton ほか、いろんな「門番」がいない、そういう危険な状態だったのです。会社にセコムが付いていないのは危ないですね。同様に、Wi-Fi にセキュリティーゲートウェイが付いていないということは、御社の無線LAN が、窓ガラスを突き破って社外に漏れ出ていることと同じことです。
そういうことが、18年前にありましてね。当時のわたくしは「何で Windows のアイコンが勝手に動くのだろう、謎だなあ」と漠然と思っていたのです。
今でしたら、WINS 1.0 は使用中止になり(マイクロソフトによるもの)代わって、WINS 2.0 以降が使用推奨になっているはずです。Windows ファイル共有は、出来ましたら、WINS 1.0 の使用は今すぐ中止していただき、Wi-Fi ルーターも最新版のものにお買い換えいただく、既定のパスワードは変更する、複雑化するなどの方策を取られた方が、より安心です。
某社田村さん、あの時はどうもありがとうございました。ではでは(・∀・)ノ
パソコンのお医者さん 知らないと言うことは恐ろしいことだ ネットウイングス 代表 田所憲雄 拝
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